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『GTD』と『7つの習慣』その2 / 『7つの習慣』とミッションステートメント

GTD』と『七つの習慣』、この二つが私の人生を変えました。出会いは『GTD』が先でした。ひとまず目先の問題を解決するには『GTD』を先に行う方が効果的です。しかし説明の都合上、『七つの習慣』を先に取り上げます。

 

7つの習慣』とは

ティーブン・R・コヴィーが書いた同名の書籍および、以下の7つ項目のことを言います。

  1. 主体的である
  2. 終わりを思い描くことから始める
  3. 最優先事項を優先する
  4. Win-Winを考える
  5. まず理解に徹し、そして理解される
  6. シナジーを創り出す
  7. 刃を砥ぐ

詳しい解説はWEBにたくさんありますし、なにより本を何度も読み、実践しなければ身につかないと思いますので、ここでは特に説明しません。

とりあえず興味があるところからはじめるのもいいと思います。しかし読み返すと、自分がひとつずつステップを踏んで進んでいることに気づき、おどろきます。初めは主体的であること、次は終わりを思い描くことという風に。順番を飛ばして身につけることはむずかしいのです。

しかし、この記事では2の「終わりを思い描くことから始める」に書かれているミッションステートメントのみを取り扱いたいと思います。

簡単な解説はWikipediaを参照してください。

ja.wikipedia.org

 

 

ミッションステートメント

ミッションステートメントとは

ミッションステートメント(自分自身の憲法)は人生の優先事項をまとめたもののことです。この場合の優先事項は、細々したやるべきことではなく、人生を方向づける価値観のことです。形式は文章でも箇条書きでも単語でも、何でも自由です。ミッションステートメントについてより詳しく知りたい場合は『TQ-心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント』という本も参考になります。この本も『7つの習慣』と同じぐらい何度も読み返している本です。

 

 

私のミッション・ステートメント

「健やかに、大切な人たちと、自由に、楽しく暮らす」

これが私のミッションステートメントです。これは人生のモットーでもありますし、優先事項の順番にもなっています。

  1. 心身を健やかに育むこと
  2. 大切な人たちを愛すること
  3. 自由の得るための努力を続けること
  4. これらすべてを含めて人生を楽しむこと

ただし、これはあくまでも大枠であって、実際はもっと細かく色々なことを決めています。それは極めて個人的なものになるので、とても他人には見せられません。それだけ、自分の内面を率直に表したものであるということです。最初は作り方がよくわからなくて、一般的・常識的なきれいだけれど、表面的なものしか書けませんでした。しかし繰り返し作り直すうちに、本当に自分らしい、自分のためのミッションステートメントが出来上がりました。

もし、これからミッションステートメントを作ろうという人は、他人からどう見られるかを一切意識せず、本当に自分が大切にしていることを考えて下さい。むしろ他人に見せられるようなものが出来上がったら、本当にこれは自分の考えだろうか?と疑った方がいいかもしれません。

 

ミッションステートメントはどんな時に役に立つ?

例えば、大金が手に入るチャンスがあるとします。これは3に当てはまります。経済力がなければ自由は制限されてしまいますからね。でも、そのために自分自身の信念を曲げる必要があれば、1を蔑ろにすることになるので、当然断ります。

大好きな俳優さんの舞台に行くとすると4になりますね。でも、同時に家族が困っていたら2に該当するので、当然家族を優先します。

このように、人生で選択する場面に出会ったときに、何を優先するかを決めておくのです。すると、その場限りではない判断ができるようになります。

 

優先順位の決め方

自分が精神的に病んでしまったり、身体が不自由になってしまっては、人を思いやる余裕が持てません。そしてひとりぼっちなら、自由に暮らせても私は幸せを感じません。目先におもしろいことがあっても、体力や金銭に不安を抱えていたらとても楽しめません。そんな風に考えて、優先順位を決めていきました。

もちろん、人によって異なると思います。とにかくお金さえあれば幸せという人もいるかもしれません。自身を犠牲にしてでも、他人を助けることに幸せを感じる人もいるでしょう。個人個人が違ってもいいので、自分のらしいミッションステートメントを作り上げることが大事だと思います。

ただし、一つだけ気をつけることがあります。それは「原則」を無視することはできないということです。

 

「原則」とは

原則とは何か。これは『7つの習慣』を読んでから、私がずっと考えていることです。『7つの習慣』の本によると「時間を超えて不変であり異論を挟む余地のない、普遍的で絶対的な法則」とあります。例えば高いビルから飛び降りれば落ちる、種を蒔かなければ収穫できない、そんな当たり前の法則のことをいいます。

具体的な例も上がっています。人付き合いにおいては、誠実・公正・謙虚などです。しかし、ぼかした書き方をしている気がするのです。これはおそらく何かしらの宗教を信じる人たちが読むことを想定しているからだと思います。その場合「原則」はほぼ信仰と同じ意味になります。しかし、いろいろな事情の人に当てはめても通じるように、ぼかして書くしかなかったのでしょう。

私の場合、特定の信仰はありません。でも年始は土地の氏神様にお参りします。かといって神道のことはあまり知らず、自分の宗教というと仏教の方を思い浮かべます。身内の葬式は仏式です。理屈としては無神論を支持していますが、困ったときは神だのみをしてしまう、曖昧な宗教心の持ち主です。

そうなると、「原則」ってなんだろうと悩むことになるのです。私の感覚では「良心に従う」「お天道様が見ている」というのが一番近いかな。仏教的には「因果応報」でしょうか。「因果応報」は悪いことをすると罰が当たるという意味に勘違いされやすいですが、善い行いには善い結果、悪い行いには悪い結果が返ってくるという意味でしかありません。

どんな宗教・人生観でも、当たり前のことが「原則」になるのだと考えています。「原則」を無視した優先順位は、結局破滅に繋がります。

私の場合1の「心身を健やかに育むこと」の中にこの「原則」を組み込んでいます。嘘をついたり、ズルをしたりすると心の健康が損なわれてしまうからです。

 

GTD』と『7つの習慣』を組み合わせてみよう

出来上がったミッションステートメントは『GTD 』と組み合わせることでさらに役に立ちます。次の記事では『GTD 』の具体的な実行方法を記します。

 

 

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