おもしろい本を読みました。この本が斬新なのは、ひたすらオンライン英会話とスピーキングテストをすすめること。話せるようになるには、話すしかないことは当たり前です。その当たり前が書いている本って意外に少ないなあと気がつきました。
私が英語を学ぶのは、英語圏の文化を知りたいからです。特別ペラペラになりたいわけでもないので英会話やスピーキングテストを利用することはなさそうですが、とても参考になりました。とにかく簡単な英語で話すことに慣れるしかないんですね。
『瞬間英作文』という学習方法を噂に聞いたことがあります。日本語の文章を平易な英語に、瞬時に訳すものらしいです。オンライン英会話が利用できない場合は有効な方法だろうなあとこの本を読んで改めて思いました。
先日別の、中学校レベルの英語をおさらいする本も読んでいて驚きましました。今でも依頼する文をPlease 〜で教えているんですね。この表現は本書でも失礼に思われる可能性があると指摘されています。しかし特定の言い回しにさえ気をつければ、日本語ほど敬語は気にしなくてよいとのことでした。
リスニングを学ぶ方法としては定番ですが、海外ドラマを観ることがあげられていました。やっぱり興味を持つことが一番ですね。好きな作品なら何度観ても飽きないですし。私も好きな映画は何度も繰り返し観て、セリフごと覚えてしまうタイプなので肯定してもらえたようで嬉しいです。でもSF映画が好きだから、日常会話に役に立つかというとちょっと微妙。ドラマははなしが長いのも良いとのことなので、日常系のドラマを観ようかな。
とにかく簡単な言葉でいいと強調してくれるので勇気が出ます。よく考えたら日本語でも普段「こんにちは」「すみません」「どうも」程度で日常生活は成り立ちますよね。特に「Would you / May I + ジェスチャー」は便利!と思いました。店員さんに「すみません」って言って商品を見せたら買い物できますもんね。対面で話す分には身振りの方が伝わりやすいですし。
すぐに使えると思った語句のメモです。
- こんにちは・お疲れさまです・基本的なあいさつ全て → Hi.
- すみません(相手に何かして欲しいとき) → Would you.
- すみません(自分が何かしたい場合) → May I.
- どうもありがとう → Thanks. (Thank youは使い方が難しい)
- いえいえ → Sure.
- もう一度言ってください → Sorry?
会話に正解はありません。なので他の言い回しもできますが、なぜこの言い方なのかは本文で詳しく説明されています。
他にも枕詞、魔法の言葉や、オハコの会話など、とにかくすぐに英会話ができるようになりたい人には役立つ情報が書かれています。漫才の掛け合いのような本文も楽しいですし、すぐに読み終えてしまいました。