イイタイダケ

言いたいだけです。

娯楽としての自己啓発書 / 自己啓発オタクの独り言

自己啓発書を読むのが好きです。世間的にはあまり良いイメージがないらしいので、日常では隠しています。自己啓発書の好きなところはズバリ、自分が良い人間になった気持ちになるから。良い人間になる必要はないんです。なった気持ちになれば十分。

 

例えば少年マンガの主人公に憧れて修行をしてみたり、少女マンガの主人公に憧れて女子力を上げてみたり。まあそのレベルで自己啓発書のエピソードに憧れてちょっとチャレンジしてみる。その程度です。

 

別に必殺技が出せなくても、イケメンに告白されなくても当然なので、自己啓発書の通りにいかなくても当然です。公言すると痛い奴なので、心の内に留めておいて好きなだけ夢を見ればいいんです。ちなみに修行をしたことはありませんし、女子力はかなり低いですが。

 

それでも実践していく内に、少しは良いことがあったなあと感じています。特に以下の本で困っていたことを解決することができました。

・やることが多すぎて混乱し、日常生活が破綻している

  →『ストレスフリーの仕事術』

・とりあえず目先の問題を片付けたい

  →『人を動かす』『道は開ける』

・人間関係でトラブルを起こしがち

  →『自分の小さな「箱」から脱出する方法』

この四冊は書いてある通りに行動してすぐに効果が出たので、とても助かりました。

 

一番好きなのは『7つの習慣』。分厚いし、翻訳は読みにくいし、何よりすぐに身につくものではないのですが、何度も読み返し行動していく内にそこそこ納得がいく人生を送れるようになってきました。

 

アドラー心理学もいいですね。『嫌われる勇気』はベストセラーになり、私は楽しく読みましたが、人を選ぶ本だと思います。他のアドラーに関する本でもWEBサイトでもいいのですが、誤解されやすい内容なので、今落ち込んでいて思考がネガティブになっているなという人は元気になってから読んだ方がいいかなあ。

 

「読んだだけで人生が変わるわけない」という言葉も見かけますが、当たり前ですよ。ダイエットや英会話の本を読んだだけで痩せたりネイティブ並みに話せるようになるわけないじゃないですか。当然食事制限や運動なり、暗記や練習が必要なんです。それもすぐに効果が出るわけではなく、積み重ねが大事。

 

そこまで努力したくないよっていうなら、別に頑張らなくてもいいと思います。ちょっと疲れた時にマンガの代わりに読んでみたら、意外に楽しいかもしれません。そして自分に合った方法が見つかるかも。

 

私は何か新しいことを始めるときは必ず自分に合った本を探します。ヨガ、マラソンウクレレもまずは本から入りました。ヨガは10年以上続いているし、フルマラソンは目標タイムで完走、ウクレレは挑戦中ですが少しずつ上達しています。なので生きていくことに関しても自分に合った本を探す価値はあると思います。

 

ずっと思い通りの人生だとか、これ以上学ぶ必要は一切ないという人は特に読む必要はありません。趣味がある人はそちらに打ち込んだ方がずっと幸せになれると思います。

 

暇なので新しいことに挑戦したいとか、今困っていることがあるなら、ぜひ読んでみてもらって、自己啓発オタク仲間が増えたらいいなと思います。