職業訓練に合格しました-1 / 応募の流れ
職業訓練に合格しました! この記事では応募の流れについて書きます。面接はその2に続きます。応募方法は訓練校や、所轄のハローワークにより異なりますので、都度ご確認ください。
相談&説明会への参加
ハローワークで職業訓練の相談をし、応募書類を受け取りました。そして説明会に参加しました。
応募
企業実習付コースに申し込みました
私が申し込んだのは合計4ヶ月の訓練です。最初の3ヶ月は訓練校で学び、最後の1ヶ月は企業実習になるコースです。実習付きのコースに申し込む場合は通常の応募書類以外に、ジョブ・カードというものを作成する必要があると説明されました。そしてジョブ・カードを作成するためにはキャリアコンサルティングを受ける必要があります。
応募の流れ
ハローワークで相談・応募書類受け取り
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キャリアコンサルティング 1回目
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ジョブ・カード作成
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キャリアコンサルティング 2回目/ジョブ・カードの添削
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(必要であればキャリアコンサルティング 3回目)
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職業訓練校に試験・面接の予約
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応募書類記入
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ハローワークに応募書類を提出
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試験・面接など
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合格発表
ジョブ・カードとは
「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」の機能を担うツールであり、個人のキャリアアップや、多様な人材の円滑な就職等を促進するため、労働市場インフラとして、キャリアコンサルティング等の個人への相談支援のもと、求職活動、職業能力開発などの各場面において活用するものです。
この説明だけでは少しわかりにくいかもしれませんね。履歴書や、職務経歴書をより詳しくしたものをイメージしてください。リンク先でジョブ・カードがダウンロードできるので、実際に見ていただくのが一番わかりやすいかと思います。
キャリアコンサルティングを受けることになりました
ジョブ・カードを作成するために、キャリアコンサルティング(キャリアコンサルタントとの面談)を受ける必要があります。1回あたり1時間〜1時間半で、2〜3回受ける必要があります。面談の予約はハローワークの方に指示していただけるはずです。私の場合、ちょうどキャリアコンサルタントの方の予定が空いていたので、その場で面談が始まりました。
ジョブ・カードは職業訓練に受かった後、入校日に提出する必要があります。そのため応募前に終わらせる必要はありません。しかし、訓練の志望動機を書く際に、先にジョブ・カードを作成することが助けになります。
キャリアコンサルティング 1回目
面談といっても、雑談に近いものでした。私を担当してくださったキャリアコンサルタントは気さくな方で、ちょうど娘さんが私と同じ歳だとか、関係ない話もたくさんして、楽しい時間になりました。
今までどんな仕事をしてきたのか、なぜ退職したのか、持っている資格や、なぜそれを取得したのかを会話の中で整理していきます。びっくりしたのが、感情を交えずに業務内容を説明していた時に「だいぶしんどい仕事でしたね」と言われたことです。特別大変だったとか、嫌な思いをしたなんてこちらからは言わなかったのにです。
業界が古い体質であること、パワハラ・セクハラが横行しやすい現場であること、得意先が乱暴であること、仕事の量が多すぎることなど、こちらから言わなくても全て当てられて苦笑するしかありませんでした。年齢・立場的に板挟みになることが苦しいことも指摘され、多分似たような苦労をしている人がたくさんいるんだろうなあと思いました。
業務内容や運用システムへの理解、PCのスキルに関してはかなりレベルが高いと褒めていただきました。リップサービスにしても、働いている間は誰も認めてくれなかったから、うれしいな。
色々話してスッキリしたところで、いつの間にか私の経歴がきれいにまとまっていたことにもおどろきました。今回は職業訓練に応募するための面談なので、今までの職歴をどう訓練の志望動機につなげるかについて相談し、ジョブ・カードを持ち帰り完成させることになりました。
事前に準備できるなら
今回は面談が急に決まったので、何の準備もしていませんでした。もし事前に用意ができるなら、 履歴書や職務経歴書に書くような内容は整理して、メモを持っていくと話がスムーズだと思います。
私の場合、思い立って自分史を作ったときにある程度過去の経歴はまとめていたので、思い出すのが楽で助かりました。
ジョブ・カード / 紙かデータか、それが問題だ
ジョブ・カードは冊子で貰うことができます。そのまま書き込む場合は手書きです。ただし、上記でも説明した通り、データをダウンロードすることもできます。データに入力してUSBで持参すれば、次回の面談時にハローワークのPCで添削してから印刷すると説明を受けました。
面談はジョブ・カードが完成するまで、2〜3回受ける必要があります。次回ジョブ・カードを持参して内容に問題がなければ2回目で済むはずです。しかし手書きの場合、下書きを見てもらってからもう一度清書して、3回目を受けることになりそうでした。回数が増えるのも面倒ですし、何より手書きが嫌いなので、データで入力することにしました。
ただしデータはWindws & Excelで開くことを想定しているので、OSやアプリケーションが違うと表示ができない可能性があり、特にMacだと印刷が崩れると説明されました。
私も自宅で使用しているのはMacです。まずフォントが対応しておらず、代替フォントで表示することになりました。さらに標準でインストールされているNumbersでは印刷ができなかったので、OpenOfficeを使用しました。それでもセルの結合がはずれたりしていたので、修正する必要がありました。
入力したデータはUSBに移しましたが、ハローワークのPCで開くことができない場合を想定して、印刷もしました。そのまま印刷すると表示が崩れてしまうので、調整する必要があります。
キャリアコンサルティング 2回目
面談を元にジョブ・カードを作成しましが、自分の経歴を過大評価も卑下もせず、ありのままを表現することはむずかしいなと感じました。おかしなことを書いていないか心配でした。
印刷したものを見せると、しっかり書けていると評価いただき、その場でOKになりました。フォントが異なっていたり、レイアウトが少し違うことは特に問題ないとのことです。Macでもきれいに印刷できるんだねとおどろかれました。USBのデータは使いませんでした。
キャリアコンサルタントの記入欄があるので、そこに面談の内容や私の評価を書いていただき、面談は終了しました。
試験・面接の予約
試験・面接の予約は、自分で訓練校に直接行います。今回は試験がなく、面接のみでした。予約方法、連絡先はハローワークの指示に従ってください。
応募書類の記入
応募書類に記入します。氏名・住所などの基本的な内容以外に簡単な職歴や、志望動機を書く必要があります。この志望動機を書く際に、面談や、ジョブ・カードの内容が役に立ちます。今までの経歴と、将来の目指すキャリアをつなげ、なぜ訓練に応募するのかをまとめます。
一箇所書き損じをしましたが、訂正印を押せば問題ないとのことでした。合否に関わるか心配だったのですが、「これだけしっかり書けていれば熱意は伝わるので大丈夫」とハローワークの方に言われたので、書き直しはしませんでした。
添付する写真については過去記事にて。
ハローワークに応募書類を提出しました
記入した応募書類をハローワークに提出します。一部の書類はその場でコピーをとって原本は手元に返されました。戻ってきた書類は面接時に持参する必要があります。
キャリアコンサルティングを受けてよかったと思うこと
身内ではない他人の、客観的な評価を受けることができてよかったと思います。就職の面接とは違って、ネガティブな話をしても不利になることはないので、思っていたことを素直に相談することもできました。単に話を聞いてもらうだけでもスッキリする効果があります。そしてキャリアコンサルタントはもちろんプロなので、うまく話がまとまるよう誘導していただけます。自己理解や、ジョブ・カードの作成はもちろん自力でおこないますが、支援を受けることができ、心強く感じました。
ジョブ・カードの活用法
履歴書・職務経歴書と内容が近いので、ジョブ・カードを元に就職用の書類を作成することができます。私の場合、ジョブ・カードに記入した内容をそのまま、登録している転職サイトの職務経歴欄にコピー&ペーストしたところ、企業からのオファーが増えました。
今回は職業訓練の応募のため必要に迫られて作成しましたが、興味がある方は自発的に取り組んでみてもいいのではないかと思います。
次は面接
明日は面接と合格後の流れについて書きます。