『レディ・レッスン~ポジティブガールの教科書』で「元カレが生きていることを許す」ことを学ぶ?
「そろそろ"ちゃんとしたい"と思ったら」と書いてある帯に目が止まり、「元カレが生きていることを許す」というインパクト大の文言で読むことを決めました。アメリカ人女性が書いた本なので、やっぱり日本人とは感覚が違うのかな?というのが興味の焦点でした。
参考になった箇所のメモ
心がまえ・演技
- 「自分は特別な人間じゃない」という事実を受け入れる
- そんな自分を「特別に扱ってくれる人」を大切にする
- 世間から冷たくされても傷つかない
- 悪趣味なものでも言い訳せずに楽しむ
- 妄想にとらわれず、シンプルに考える
- 「世間に見えるのは自分の外側だけ」
- 「自分を嫌いな人がいる」という事実を受け入れる
「世間から冷たくされても傷つかない」に関しては「あなたを嫌いなのではなく、単にあなたの存在を知らないのです」とあり納得。映画『スタンド・バイ・ミー』に似たセリフがあったなあ。父親に嫌われていると感じている主人公が、親友に励まされるシーン。
「悪趣味なものでも言い訳せずに楽しむ」ことは素敵ですね。他人からどう見られるかではなく、自分が好きか・楽しいかどうかを基準に行動・発信していきたいです。
友人・恋愛・家族
- 「わかってくれない」じゃなくて「伝える」
- 80歳になってもおしゃべりできるか考える(恋人に関して)
- 不公平にならないように家事分担を相談しましょう
- 相手の混乱は自分のせいじゃない
理解して欲しいことは言葉で伝えることを意識しています。それでもつい甘えが出てしまうので、改めて気をつけよう。夫との結婚は、要介護になったときにオムツを換えられるかを考えて決断したんですよね。極端? 確かにずっと先の未来をイメージすることは大事だと思います。家事分担に関しては日本でもアメリカでも同じなんだ! 最後の「相手の混乱は自分のせいじゃない」はアドラー心理学的で深い。
アメリカと日本では感覚が違うかもしれない
仕事
- 「仕事をするために」会社にいることを忘れない
- 職場では、「感じがいい人」よりも「仕事ができる人」になる
- 嫌な上司にはゴマをする
- よっぽどの理由がない限り、一年は続ける
これらは理解はできるけど、日本でも当てはまるかな? 私は仕事は仕事と割り切るタイプなので上2行には同意しますが、今までの職場はお友達ごっこをしにきている人が多かったなあ。仕事ができる人より、喫煙仲間や休日の麻雀参加者、わかりやすく媚びを売る人の方が大事にされてましたね。職場が悪い?
「嫌な上司にはゴマをする」理由は「運がよければいつか出世して、そいつをクビにできるかもしれません」というのだから、中々したたか! しかし日本で上司を追い越して出世するのはかなり珍しいのでは。そして日本では3年神話がありますが、どの国でも多少は我慢して続けようというのは共通なんですね。でもブラック企業だったら一秒でも早く逃げた方がいいです。
私が守れていないこと
- 自分の「身体の不調」を話さない
- ネットに仕事の感想を書かない
体調に関しては「世間話にふさわしくない」とのことですが、健康のはなしが好きな人多くないですか? 一定以上の年齢になるとみんな自分の病気と、健康法のはなしばかりしている印象です。政治や野球の話題に比べれば無難ですしね。
あとネットに仕事の愚痴を書きすぎですね。これは書いちゃダメなことは理解していて、最悪相手に読まれることも想定しているんです。嘘は一切書いていないし、読まれてもダメージを受けるのは私じゃなくて相手なので。 新しい職場ではうまくやりたいので、再就職した場合は詳細は書きません。はい、性格悪いです!
感想
元カレが生きていることを許す
「そして元カレが生きていることを許す」ですが、生きていることは仕方がないという、単なる心がまえのはなしでした。それ以前に生きていることが許されない元カレは一体何をしたんだ。
とても参考になりました
興味半分だったのですが、思っていた以上に参考になる点がありました。アメリカと日本、ここが一緒だな、ここは違うんじゃない? という発見があったのがおもしろかったです。まだまだ"ちゃんと"はできていないので、精進します。