イイタイダケ

言いたいだけです。

『常識として知っておきたい 正しい日本語の練習』で雨模様の意味を知りました

引き続き日本語についての勉強。

 

『常識として知っておきたい 正しい日本語の練習』

 『常識として知っておきたい 正しい日本語の練習』を読みました。間違いやすい語句を正しい用法、間違った用法、2つの文にして並べて解説した本です。

 

「雨模様」のとき雨は降っているの?

A.外は雨模様で、用心のために傘を持って出かけた。
B.外は雨模様で、仕方がないので傘をさして出かけた。

この2つの文章、どちらが正しいか。私ずっとBが正解だと思っていました。でも答えはAです。

「雨模様(あめもよう・あまもよう)」とは、「雨が降っている様子」「雨の様子」ではなく、「雨の降りそうな空の様子」(広辞苑)、「雨が降りだしそうなようす」(日本国語大辞典)のことをいいます。

 

私が間違えて覚えていた語句

「つらつら考える」はぼんやりと考えることだと思っていたのですが、深く考えることなのでまったく逆でした。

 

三寒四温」は早春ではなく冬に使う語句だというのにはびっくり。もとは中国の東北部や朝鮮半島北部で冬の気候を表す言葉なので、日本ではそのまま使えないんですね。日本だと、春が近づいてくることをあらわす誤用の方がしっくりきます。

weathernews.jp

 

意外な語源

ダントツが断突ではなく「断然トップ」の略であることも驚きました。ひょうたんから駒が出るの「駒」が「馬」の意味であることも知りませんでした。

 

誤用が正しくなる日

一部、世論調査のデータを上げているのですが、誤用の方が広く使われている場合があるのがおもしろいですね。「言葉は多数決で、どんな間違った言葉でも大勢の人が使い出すと、それは正しい言葉になってしまう」と『日本語教室』で学んだとおりですね。

aoio-o.hateblo.jp

 

それでもできる限りは正しい日本語を使いたい

正しい日本語というのも、もはや幻想であることは理解しました。それでも本来の意味は知っておきたいなあと改めて思いました。