Streaming+で『SHOW-ISMS Version マトリョーシカ』初回公演を観ました
本日、日比谷シアタークリエで無事上演された『SHOW-ISMS Version マトリョーシカ』初回公演を観ました! 前回の『Ver.DRAMATICA/ROMANTICA』と同じく、Streaming+で視聴しました。
SHOW-ISMS
今回視聴した作品はこちらです。
Version マトリョーシカ
お芝居仕立てのショーであること、定時制高校が舞台であることは明かされていましたが、それ以上の詳細がなく内容は全くの謎でした。観てみると納得。確かに定時制高校を舞台にした、お芝居仕立てのショーでした。新型コロナウイルスの時代だからこその演出もあり、演劇も色々なところが変わっていくんだなあと実感しました。
初日なので、ネタバレは避けますね。千秋楽も観たら、まとめて感想を書きたいと思います。
あ、でも一つだけ気になった点を。『Ver.DRAMATICA/ROMANTICA』でも歌っていた『翼をください』の場面のことです。高校の合唱コンクールで、定時制に通う大人たちを観て、「ババァ」と客席がヤジを飛ばすのです。でも最近の若い子は教育が行き届いていてスマートなので、あんな下品な感じにはならないと思うのです。あのヤジは昭和に置いてきた感性のように感じたのですが、どうでしょうか?
Streaming+で視聴しました
前回と同じく、Streaming+で観ました。私の場合、映像は問題なかったのですが、音が結構途切れるのがストレスでした。twitter上では一部観られなかった方もいらっしゃるようで、やはりアーカイブは残してほしいなあと改めて思いました。
何度でも観たい
内容が分からないことがもあり期待値が低かったのですが、意外にもハマってしまいました。配信はあと2回あります。千秋楽は観ることにしているのですが、もう一回観られるといいな。
ディズニーデラックスに入会して楽しい1ヶ月を過ごしました
以前のはなしになりますが、ディズニーデラックスに入会していました。現在は同サービスは変更になり、ディズニープラスへ移行しています。サービス内容は変更になりましたが、観た映画の内容は同じはずなので、そのまま感想を書きます。
ディズニープラスとは
ディズニー公式動画配信サービスのことです。月額料金を支払うと、ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、ナショナル ジオグラフィックなどの作品が見放題になります。
観た作品
ディズニー/アニメ
くまのプーさん 完全保存版
原作ファン。ディズニー版も子供のころに何度か観ていますが改めて視聴。ズオウとヒイタチのシーンが好きで、ディズニーランドのアトラクションもこのために並んだ。ピンクの象が見えるということは、かなりヤバイということ。まるまるちっちゃい自分が大好き、運動してお腹を空かせてからハチミツを食べるおデブの鏡のプー。登場するぬいぐるみは、ピグレット以外全員サイコパスなので視聴注意。うさぎのラビットが病むのも仕方ない。まさかのメタフィクション。
ディズニープリンセス
『白雪姫』『シンデレラ』『リトル・マーメイド』『アラジン』『塔の上のラプンツェル』の感想は過去記事で。
ディズニー/実写+アニメ
メリー・ポピンズ
1964年にすでに実写とアニメの合成があったことに驚き。「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」って歌わず言うのが難しい。関西電気保安協会的な。私も子どものときに、メリー・ポピンズと一緒に遊びたかった。
メリー・ポピンズ・リターンズ
メリー・ポピンズに出てくる子供たちの、子供たちのはなし。2ペンスの伏線回収がうれしい。やっぱり投資は大事。2019年公開の新しい作品だけど、合成映像をあえて荒くすることで、前作の雰囲気を残しているところも素敵。
ロジャー・ラビット
これも実写とアニメの合成。ロジャー・ラビットはうざいけど、ジェシカはいい女。ファンタジアのほうきが、ほうきを持って掃除をしているよ。
ピクサー
ウォーリー
予告詐欺。ハートフルストーリーかと思ったら、宇宙をまたにかけたアクションだった。最高か。前半はロボット同士のやりとりでほとんど言葉がないけれど、それでもおもしろいのがすごい。人ってストレスがないといい人でいられるんだな。あと、船長に好奇心が残っていてよかった。『2001年宇宙の旅』をはじめ、有名SF映画のパロディーシーンあり。ちょいちょいApple製品が出てくるのが見どころ。そういえばベイマックスも予告詐欺だった。
ピクサー/ベイマックス関連
帰ってきたベイマックス
ベイマックス大好き!おかえり!映画版のラストシーンに繋がるはなし。2Dアニメだけど3Dの映画版から違和感なく観れた。ベイマックスのお腹をプニプニしたい。
ベイマックス・ザ・シリーズ シーズン1
23話まで。長いけど、ベイマックスかわいいって思ってたら終わってた。新キャラクターのカルミは重度の夢女子。いつの間にかミスター・クレイが仲間みたいになってて笑える。
ベイマックス・ザ・シリーズ シーズン2
途中までしか公開されていないけれど、続きがあるみたい。続きがアップされたら再度入会する!弁護士マックスとかひげマックスとか色んなベイマックスが見られる。とにかくベイマックスがかわいい。悪役ネバーがいいやつだ。 ヌードル・バーガー坊やがどうなったのか気になる。
ベイマックス・ザ・シリーズ ショーツ
上記テレビシリーズの小ネタ集。ベイマックスがかわいい。
ベイマックスとモチ
モチは主人公ヒロの家で飼っている猫。かわいいとかわいいの共演小ネタ集。やっぱりベイマックスがかわいい。
スター・ウォーズ関連
ローグ・ワン
入会した1番の目当て。映画館で観て、私が観たいスター・ウォーズはこれ!って感動して再視聴。元帝国軍ドロイドK-2SOが有能。4のラストシーンの言い訳伏線回収。キーワードは「希望」。
ハン・ソロ
スター・ウォーズ関係は出来るだけ映画館で観よう思っているけれど、これだけは興味が湧かなくて見送った。期待値が低かったからかSF映画としてはおもしろかった。「ソロ」の由来は初めて知った。女性型ドロイドのL3-37は後のエピソードで出てきて欲しいな。
クローン戦争(映画版)
テレビシリーズもあるけれど長いので、映画版だけ視聴。EP.1〜3のキャラクターがメイン。俳優を元にした絵にも違和感がなく、テンポも早くておもしろかった。アナキンだけは例外で、作品毎に顔が変わるルールなのだろうか。寛大なるジャバ様をもっとフィーチャーして欲しい。EP.7〜8は無かったことにするので、アニメで作り直し希望。
反乱者たち ショーツ
反乱者たちもテレビシリーズで長いんだけど、小ネタ集みたいなのがあったのでこれだけ視聴。
BB-8 ミニクリップ
同じく小ネタ集。BB-8が主人公。出てくるのもドロイドが中心なので言葉がないんだけど、仕草で充分面白いのがすごい。R2-D2が伝説のジェダイみたいになってる。かわいい。
入会した感想
初月無料だったので、試しに入ってみたのですが、めちゃくちゃ楽しかったです!元は『ローグ・ワン』と『ベイマックス』のテレビ・シリーズが観られたらいいなぐらいだったのですが、おもしろそうな作品がたくさんあって時間が足りませんでした。しばらくは読書に集中したかったので、悩みつつ一旦退会しました。また時間ができたら入会したいと思います。
Streaming+で『SHOW-ISMS Version DRAMATICA/ROMANTICA』初回公演を観ました
先行きが不安な舞台演劇ですが、徐々に再開してきているようでうれしいです。本日、日比谷シアタークリエで無事上演された『SHOW-ISMS Version DRAMATICA/ROMANTICA』初回公演を観ました! 今回は劇場ではなく、Streaming+で観ることにしました。配信で舞台を観ることは初めてで、どこまでWEB上に書いていいものかよく分かっておりません。ネタバレ禁止とかありますか?
今回は内容ではなく、Streaming+を利用した感想をメインに書きたいと思います。
SHOW-ISMS
今回視聴した作品はこちらです。
Version DRAMATICA/ROMANTICA
『SHOW-ISMS』には前半の『Version DRAMATICA/ROMANTICA』と後半の『Version マトリョーシカ』があります。本日の上演は『Version DRAMATICA/ROMANTICA』です。
まず、舞台が再開したということだけで感動してしまいました。そして一曲目が『The Show Must Go On』。納得の選曲です。
新妻聖子さんのお名前と評判は知っておりましたが、あらためて歌が素晴らしい方だなと感動しました。以前対談番組で見たときはおもしろい人という印象が強かったので、いい意味で印象が変わりました。
Streaming+で観るということ
新型コロナウイルスのことを考え、関西住みが今、東京へ行くこともためらわれたので、今回はStreaming+で観ることにしました。
Streaming+とは
Streaming+とはイープラスが運営する視聴チケット制のストリーミング・サービスです。イープラスは舞台のチケット予約のために日頃から利用しています。利用方法は通常のチケット購入方法と同じく、作品毎のページから日付を指定し、支払方法を選択して購入するだけです。初めて利用される方は、先立って会員登録が必要となります。
配信で観ることのメリット
- 劇場まで行かなくていい
- 周囲を気にしなくていい
- SS席以上のアップで観られる
- 好きな時にトイレに行ける・好きなものが飲める
- メモを取りながら観られる
- 気になったことをその場で調べられる
自宅で観られる気軽さは素晴らしいですね。今日は暑かったので、汗をかきつつ劇場まで向かわなくていいのは楽です。あと神経質なので、隣席ガチャの心配をしなくていいのは助かります。姿勢も楽にできます。普段は予算の都合上B席の女なので、オペラグラスなしでドアップというのも魅力的です。
劇場のトイレは混雑しますし、時間も限られるのがつらいのですが、自宅なら好きな時にすぐに行けます。私は紅茶を用意しましたが、お酒を飲みながらでも観れちゃいますね。そして舞台を観ていると、思ったこと・感動することがたくさんありますが、観終わったあとには細かいことを忘れちゃうんです。なので、メモを取りながら観られるのはうれしいです。
そして気になったことはすぐにスマホで調べられます。会話の流れであれ? っと思って調べたら、井上芳雄さんと知念里奈さん、ご結婚されていたんですね。
配信で観ることのデメリット
- 配信が途切れることがある
- 画質や音質は視聴環境に左右される
前半は問題なかったのですが、後半は時々途切れることがありました。twitterを見ていると、途中が観られなかった方もいらっしゃるようです。有料でかつアーカイブ配信がない場合は、観られなかったときにかなり精神的にダメージを受けてしまいますね。
私はPC+外付けスピーカーで視聴しており、快適に観ることができました。
外出先でスマホだったりすると画質や音質はかなり残念なことになりそうですね。そして意外な伏兵、セミにやられました。夕方スタートだったので気にしていなかったのですが、突然セミが大音量で鳴きだして、ちょっと集中が途切れてしまいました。
Streaming+で観ることはあり?なし?
引きこもり体質、神経質な私にとって配信で観られるメリットがはなり大きいです。地方住みで劇場が遠い場合は旅費の負担もなくなるので、とてもありがたいですね。抽選で外れて観られないということもありません。選択肢として配信があることはよいことだと思いました。私にとっては「あり」ですね。
ただし、途切れる可能性があるのにアーカイブ配信がないことは残念です。観られなかった人に何らかの保証がないと、安心して利用することができません。なので環境によっては「なし」になります。
やっぱり生で観たい!
配信がどんなに便利であっても劇場へ向かうまでのワクワク、始まりを待つドキドキ、そして生で観る魅力にはかないません。早く気軽に劇場へ行ける世の中に戻ってほしいです。
プリンセス禁止で育ったアラフォーが今更ディズニー映画を観た感想
以前義妹と話していたときのことです。「ディズニープリンセスは誰が好き?」と聞かれたんですね。驚いたのは、「私プリンセスが出てくる映画を観たことがない!」ということ。そして、義妹にとっては観ているのが当然であること。
このギャップはどこで生まれたんだろうと考えると、原因を作ったのは私の母親です。思い起こせば、母が観せないようにしていたんです。それは何故だろうと知りたくなりました。そこで今更ですが、いわゆるプリンセスものと呼ばれる作品を何作か観ることにしました。前提として、原作であるおとぎ話のあらすじは知っています。
ディズニープリンセスの定義
ディズニープリンセスの定義は長くなってしまうので、Wikipediaの該当ページをリンクしておきます。個人的には「美しいお姫様」が出てくるはなしだと認識しています。
『白雪姫』
あらすじしか知らなかったので、のちに助けてくれることになる王子様と面識があったことに驚きました。と言っても一瞬だけど。白雪姫、単なる夢見る夢子ちゃんじゃないか。
それは置いておいて、アニメーションの表現は素敵ですね。白雪姫が7人の小人の家を掃除するシーンは動物たちの描写が生き生きとして、見ていて楽しい気分になります。でも、不法侵入だよね?という言葉が頭をチラチラよぎる。しかも人のベッドで寝入るとは中々の根性です。いくらお姫様だからって、受け入れてくれた小人たちは人が良すぎます。
ところで白雪姫がしたことといえば以下の3つ。素敵な王子様に出会いたいと願い歌ったこと。7人の小人の家を勝手に占拠したこと。小人たちから知らない人に注意するよう言われていたのに、不審な老婆からもらったリンゴを食べたこと。掃除や料理をのぞけば、何の努力もしておりません。それでもお姫様だというだけで受け入れてもらえて、美しいというだけで王子様が探しにくるというのは何ともイージーな人生でしょうか。
『シンデレラ』
シンデレラといえば、健気で儚い印象でした。それが一転、結構したたか!と驚きました。継母や義理の姉妹から嫌がらせを受けているのはかわいそうです。でも愚痴をタラタラ、口答えもするし結構気が強くヤラレっぱなしではない印象です。
舞踏会に出席したシンデレラは相手が誰かを知らず王子様と踊ります。しかし12時を過ぎ魔法が解けた彼女は、さっきの男性も素敵だけど王子様に会いたかったーと言ってのけるんですよね。素敵な出会いよりも地位が大事なんだねと興ざめです。シンデレラの立場なら玉の輿は死活問題ではありますが、さっきのいい雰囲気は一体何だったのか。
舞踏会に行く権利があるはずと継母に声を上げ、そのためにドレスを作ろうと努力する姿には好感が持てます。それでも結局お城に行けたのは、フェアリー・ゴッドマザー(魔法使いのおばあさんだと思ってたら妖精なんですね)と、動物たちのおかげなんですよね。普段動物にも親切にしていたから助けて貰えたわけですが、直接の努力ではないしなあ。
『リトル・マーメイド』
音楽が好き。"Part Of Your World"を歌う人魚姫・アリエルもかわいい。ところで、アメリカ映画の父と娘はもっと話し合いをしたほうがいいといつも思います。アリエルの行動は王子様に会いたい一心なのは分かりますが、短慮すぎる。結局トラブルを解決したのは王子様と父親である海の王・トリトンなのがもやっとします。
『アラジン』
アラジンといえば"A Whole New World"。この作品も音楽が素敵。ところで、父と娘はもっと以下略。王様、娘思いのいい父親だと思うよ。お姫様であるジャスミンは王子様(本当は王子ではないけれど)のアラジンを助けるために、敵役に気があるふりをしたりと中々がんばりますね。
でもアラジン、もしくは彼のような気が合う相手が見つからなかった場合どうしていたんだろう。一人娘のようなので、王国を独身のまま継ぐつもりだったのかな?結婚することが正しいとはもちろん言いませんが、平民とお姫様では事情が異なります。国民のことを考え欲しい。結婚以外の代替案を出すのなら共感できるのですが。
『塔の上のラプンツェル』
アラジンまでに比べ、比較的新しい作品なので雰囲気が異なりますね。分かりやすい違いは3Dアニメになったこと。ラプンツェルの長い髪が3Dならではの立体感で生き生きと表現されています。
一番大きな違いは、プリンセスが王子様をただ待っているわけではないということ。ユージーンの助けで外の世界に出ますが、あくまでも彼は案内人であり、そもそも盗賊ですし。共に危機を乗り越えた先にロマンスがあるので心の動きにも納得できます。
5作品を見た感想
上記の作品を子どもの頃に観るとすると、世代的には『リトル・マーメイド』までです。どの作品のプリンセスたちもある程度は行動を起こすのですが、運命は王子様に委ねられているんですよね。女性がいくらがんばっても、結局は運と男性任せ。
逆境にもめげない姿、動物や弱者に優しい性格に関しては子どもの頃に見ていたらよい影響を受けたかも。でも「美しいお姫様」というスタートラインに立てないから虚しいだけかな(シンデレラだけはお姫様ではありませんが、それでも貴族の家の生まれです)。そして何より王子様が庶民の前に現れることはありません。
悪役、いわゆるヴィランズのことも気になります。主人公が「美しいお姫様」であるのに対してヴィランズは「醜い老婆」であることです。実際に「醜くい老婆」であるという意味ではなく、お姫様に対して相対的に美貌が劣り、歳を取っていることを分かりやすく表現しました。裏を返すと若くて美しいことにのみ価値があるかのように感じられました。
女性の努力には意味がなく、結局は男性次第。しかも若くて美しいお姫様にのみ価値があるような表現を考えると母が観せたがらなかった理由が分かります。
『リトル・マーメイド』までのプリンセスに対して『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルはフライパン片手に自分の運命を切り開いているので、時代が変わったんだなあと思いました。そういえば『アナと雪の女王』も王子様は不要と話題になっていましたね。
実はディズニー映画が好き
何故、私はプリンセスが出てくる映画を観なかったのだろう?を説明するため、あえて批判的な意見を強調しています。でも実は私、ディズニーが映画が好きなんです。子どものころに一番好きだった映画は『101匹わんちゃん』ですし、今も映画史上最高にロマンティックなシーンは『わんわん物語』のミートボールスパゲティを食べる場面だと思っています。
ディズニー映画の、生き生きとしたアニメーションや美しい音楽が好きです。残酷なシーンが少ないので安心して観れます。さらに聞き取りやすい発音も英語学習者としてはありがたいのです。
ディズニープリンセスも、シンプルにおとぎ話であり現実にはありえないことだと考えれば楽しく観ることができます。その上、プリンセスのあり方も段々と変わってきているので、今後の作品も楽しみです。
『人がうごくコンテンツのつくり方』で知る「コンテンツ」って何だろう? の答え
最近耳にする「コンテンツ」という言葉。そのまま和訳すると「中身」。結局何を意味するのだろうと思い『人がうごくコンテンツのつくり方』を読みました。
著者の髙瀬敦也さんはテレビ番組の『逃走中』を企画された方です。私も同番組は深夜放送のころに楽しく見ていました!
本書によると
世の中のものはすべて「コンテンツ」
であり
誰かがコンテンツだと思えばコンテンツ
なのだそうです。
そしてものごとをコンテンツ化するためには「どこから見るか、誰から見るか」をおさえて「狭めること」。さらに「制約」や「目的」があってこそ成り立つとが例をあげて書かれています。この例が『お茶碗 山田くん』とか『シュウマイおじさん』など分かりやすくおもしろいんです。
新しいアイデアは0から1を生むイメージがあったのですが、あとがきによると
0から1は生まれません
と断言されています。
本文中にも「過去に答えがある」「既視感を利用」など、既存のアイデアを利用することのメリットが書かれています。そこに「新しいテクノロジー」を取り込むことが大事であり、早すぎてもダメで「半歩遅れが丁度よい」ことが説明されています。先進的すぎて受け入れられないといえば思いつくのはApple Newtonです。iPhoneでやっと時代が追いついたということかな。
特に興味深いのがマス的コンテンツとニッチ的コンテンツの対比です。昔はテレビや新聞などのマスメディアが作る、大多数に受けることを目的としたマス的コンテンツが当たり前でした。対してこれからはインターネットの普及によりニッチ的な
誰にでもではなく「誰か」に刺さるもの
が主流になります。
今後「メガトレンド」は二度と生まれない
という言葉にはとても納得しました。最近、みんなが知っているということが減ってきたように思っていたのです。退職した職場でも、人によって知っている俳優や見ているドラマ、聴いている音楽が全く違ったからです。
「何が当たるかなんて分からない」ので「続ける」ことの大切さも説明されています。私も終了してしまったサービスや商品を後から知り、今も存続していたら応援できたのに!と残念に思うことが多々あるのでよく分かります。
このブログも「誰か」に刺さる文章を書き「続ける」ことで、興味を持ってくれる人に届けられたらいいなあと思いました。
読書メモの習慣とデータベース化の悩み
本が好きなのですが、3つ悩みがあります。
1番の悩みは保管スペースが限られていることです。最近は電子書籍で購入することも増えましたが、紙でしか手に入らない本もたくさんあります。置き場所の都合で処分する前に必ずすることは、読書メモを取ることです。
本を読みながら気になった行に付箋を貼ります。少し引っかかっただけでも貼るので、読み終わった時には付箋だらけになります。それをしばらく寝かせておきます。日が経って、内容を忘れかけたころに付箋の部分だけを拾い読みして、どうしても残しておきたいと思った箇所を抜き書きします。
2番目の悩みは、このメモを残すアプリのことです。Macを初めて購入した時に付属していたAppleWorksが初めて利用したデータベースソフトです。それから後継のBentoに移ったのですが、もう更新されないので困っています。乗り換えを検討して数年経ちますが、Bentoほどちょうどいい簡易さのリレーショナルデータベースがないんですよね。
Bentoの上位互換とも言えるFileMakerが存在しますが、複雑すぎるし、高すぎます。表計算ソフトでも似たことは出来るのですが、重くなりそうで敬遠しています。いっそ自分で作るかな?以前はLinus上でMySQLを動かして遊んだりしていたのですが、やり方を忘れてしまったなあ。
書籍管理のアプリはたくさん存在しますが、中々理想のものには巡り会えず、特にWeb連動のものは仕様変更やサービス終了が怖いんですよね。
この読書メモのうち実践したいこと、何度も読み返したい言葉をまとめて印刷し、手帳にはさんでおきます。
3つ目の悩みは、メモを取る本を溜め込んでしまうこと。これは自分のせいなんですけどね。1冊ずつ片付ければいいのに、ついまとめて後でって思ってしまうんです。何で12冊分も放っておいたんだと今、過去の自分を恨んでいるところです。
付箋はポストイット派です。とくにスリム見出し(ミニ)は小さいし短いので文字にかからず貼れるところが好きです。仮の予定を書いて手帳に貼るのにもちょうどいい大きさです。100均の付箋も使うのですが、はがれやすかったり、糊が残ったりするので信用していません。
メモを取るときは書見台があるとはかどります。手で押さえておかなくていいし、PCのすぐ横に立てれば目線の移動が最小に抑えられるので疲れにくいです。acttoは馴染みのないメーカーですが、BST-02は以前ELECOMから出ていたものと同じものだと思われます。ELECOMのロゴが入ったものを10年近く愛用していますが、とても使いやすいです。
『翔んで埼玉』を見たけど、茨城・群馬・栃木の人は怒らないの?
他県に出かけるには通行手形が必要になりそうなので(嘘)
参考に『翔んで埼玉』を観ました。
まずミーちゃんが登場!
作者、魔夜峰央本人でびっくり。
久しぶりに見たけれど変わっていないなー。
原作は読んでいないけれど、『パタリロ!』や『ラシャーヌ!』
は実家にあるので、ノリは分かるのです。
そしてやたらと豪華な白鵬堂学院は群馬のロックハート城だよね?
一度行ってみたいのだけれど、交通手段が不明で棚上げのまま。
そして東京じゃない!
上手くキャストを見つけてきたなーという印象。
二階堂ふみの恋する乙女もとい恋する美少年感も
マライヒやラシャーヌみたいでかわいい!
ちょっとヅカのパロディっぽい部分もあったりで嬉しい。
そもそも麻実麗ってところからタカラヅカだもんね。
エンディングロールでDAIGOの名前があったけれど見つけられなかったや。
作中のラジオはNACK5。
聞きたい番組があったのに大阪では入らなかった曲だ。
懐かしい。
まだまだインターネットがメジャーではなかった時代の話。
あとエンディングのはなわのオチが最高だった。
佐賀でしょ、って思っていたら隠れさいたま怖いわー。
ところで、作中で千葉・埼玉は目立っていますが
茨城・群馬・栃木へのdisがすごい。
あれは怒っていいのでは?というレベルすが地元の方はどう思ったのでしょうか。