イイタイダケ

言いたいだけです。

Streaming+で『THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE』Program Aの初回公演を観ました

再びStreaming+にお世話になりました。興味はあるけれど、遠征はちょっとむずかしいなというときに、配信はありがたいですね。

 

THE MUSICAL CONCERT at IMPERIAL THEATRE

今回視聴した作品はこちらです。出演者が異なるProgram A〜Cの3パターンが予定されています。www.tohostage.com

 

演出は先日視聴した『SHOW-ISMS』と同じ小林香さんです。

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Program A出演者

MC以外はあいうえお順、敬称略です。

 

登場シーンはまるでタカラヅカ

オープニングで井上さんの登場シーンがまるでタカラヅカのようだなと思っていたら、ご本人も同じようにおっしゃっていておもしろかったです。この感じ懐かしいな。宝塚大劇場はすぐに行ける場所なのですが、休演中の今は遠く感じます。梅田芸術劇場の『壮麗帝』は本日、無事幕が開いたようでよかった。

 

名作揃いでワクワクします

東宝といえば名作ミュージカルが揃っています。本日の演目の中で私が特に好きなのは4作品。

シスター・アクトは朝夏さんの方を観たので、森さんが演じるデロリスが観れてラッキーでした。1789も再演があったら観たいんですよね。特に Program Cに出演予定のソニンさん演じるソレーヌが好き。舞台は観たことがないんですが、レ・ミゼラブルの民衆の歌はいつ聴いても感動します。

 

豪華な組み合わせのエリザベート

エリザベートは今年の大阪公演のチケットを取っていたんです。新型コロナのせいで中止になってショックを受けていたので、2曲もあってうれしかった。しかも城田トートx花總エリザベートで『私が踊る時』ってめちゃくちゃ豪華! この組み合わせで再演しないかなあ。花總さんのエリザベートをなんとか生で観たいんだ。城田トートx田代ルドルフの『闇が広がる』も聴けちゃいました。

 

トート多すぎ問題

井上さん、朝夏さん、城田さん、瀬奈さん、田代さんが並んでいたときに、田代さん以外全員トート経験者ってすごいですよね。しかも一路さん、古川さんも出演しているので、トート役者が6人。瀬奈さん、一路さんはエリザベート役も演じておられるし、Program Bには涼風真世さんが出るので、エリザベート役者も4人。この舞台、豪華すぎませんか。

 

今回のStreaming+は?

『SHOW-ISMS』のときに音が遅れたり、途切れたりが気になりましたが、今回は何の問題もありませんでした! twitterでも特に不具合報告は見かけなかったので、みんなスムーズだったのかな? これなら安心して利用できますね。

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 やっぱり生で舞台が見たい!

曲を聴くと『シカゴ』や『モーツァルト!』も観てみたいなあ。10月に帝国劇場で上演される『ローマの休日』も本当は行く予定だったのですが、新型コロナの様子見でまだチケットを取っていません。特に一度は日本ミュージカルの聖地と呼ばれる帝国劇場に行ってみたいんですよね。

 

 

『GTD』と『7つの習慣』その3 / 『GTD 』の具体的な実行方法とツール

GTD』と『七つの習慣』、この二つが私の人生を変えました。この記事では『GTD』の具体的な実行方法と、その際に使用しているツールを記します。

 

GTD』の概略

GTD』を大まかに説明した記事はこちらです。 

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GTD 』の具体的な実行方法

プロジェクトとタスク

プロジェクトとは、目標およびそれを達成するための計画です。プロジェクトを実行することはできません。プロジェクトを達成するためには細かく分けた作業が必要となります。この作業がタスクです。

例えば旅行に行きたいと考えます。まずは日時、行き先を決めます。交通手段や宿泊施設を手配して、必要なら有給休暇の申請をします。この場合旅行はプロジェクトで、細々した作業がタスクになります。

GTD 』ではプロジェクトとタスクの両方を管理します。しかしプロジェクトは必ず、実行できるサイズのタスクに分解する必要があります。

 

リストの管理法について

プロジェクトやタスクを書き出すものは、何を使っても自由です。ToDo管理ソフトや、メモアプリでも十分用は足ります。紙の方がいい方もいらっしゃるでしょう。私は複数のツールを使い分けています。

 

私が使用しているツール

図にするとこのようになります。下に詳しい説明を書きました。

 

GTDと7つの習慣

 

Numbers(表計算ソフト)

すべての大元です。NumbersはMacに標準でインストールされている表計算ソフトです。表計算ソフトを選んだのは、使い慣れていることと、レイアウトの自由度が高いこと、項目の並べ替えとカウントが簡単であることからです。Excelでも、OpenOfficeでも、表計算ソフトにこだわらずメモ帳でも、紙のノートでも、使いやすいものなら何でもいいと思います。

ひとまず全てを書き出しておいて、ここから処理・整理していきます。期限・日時が決まっているものは下の通りOmniFocusかGoogleカレンダーに移します。

その他期限は決まっていないけれど、いつかやることはリスト化してナンバーズに保管しています。以下のような内容です。

  • やりたいこと
  • 読みたい本
  • 観たい映画
  • 欲しいもの
  • 行きたい場所

余談ですが、やることリスト以外のリストや、重要な情報も全てNumbersで管理しています。

  • ミッションステートメント
  • ライフプラン表
    (自分と家族の年齢、大きなイベント、収入・支出・貯蓄の目安をまとめたもの)
  • ヴィジョンボード
    (理想とする価値観・暮らしを絵や写真でまとめたもの)
  • 年間シート
    (A4用紙1枚で1年が俯瞰できるよう印刷しています)
  • コーピングリスト
    (自分なりのストレス解消法をまとめもの)
  • やりたくないことリスト

その他まだまだあります。『GTD 』だけではなく、どんな事項もリスト化すると、生活はぐっと楽になります。この辺りもまた別の記事にしたいと思っています。

 

OmniFocus

期限が決まっているプロジェクト・タスクを入力します。日常で増えたプロジェクト・タスクは直接入力していきます。

メインとなるツールで、高機能な『GTD 』専用アプリです。Mac版とiPhone版を両方インストールしています。私はこれがないともう生活できません。

もちろん人によって合わない場合もあると思います。使い慣れたToDoリスト管理アプリがあるなら、そのまま使えると思います。ただし、リマインダー機能はあった方が便利ですね。期限ごとに並び替えができる機能があれば、さらに楽になります。

OmniFocus 3

OmniFocus 3

  • The Omni Group
  • 仕事効率化
  • 無料

apps.apple.com

OmniFocusを利用したGTDの手法に関しては、以下のファイルがとてもわかりやすくまとまっています。

http://files.omnigroup.com/software/macosx/Extras/OmniFocus/GTDandOmniFocus_ja.pdf

 

Googleカレンダー

実行する日時が決まっているタスクを入力します。Macでは標準カレンダー、iPhoneではStaccalで同期しています。

紙の手帳がよいという方もいらっしゃるかもしれませんね。

Staccal 2

Staccal 2

  • gnddesign.com
  • 仕事効率化
  • ¥490

apps.apple.com

 

紙の手帳

実際の行動を細かく書き出します。見開き1週間のバーチカルタイプを利用しています。バーチカルタイプは使える時間、使えない時間が一目で分かるのです気に入っています。OmniFocusとGoogleカレンダーを元にその週のうちにやること、やりたいことを書き出します。洗濯するタイミングや、使い切りたい食材などの細々した家事は手帳に直接書き込みます。

 

参考までに:ブログの下書き機能

ブログに書きたいことは、ブログの下書き機能を使って保存しています。タイトルと、思いついたことだけさっとメモをしておきます。今日は書くことがないなと思ったら、下書きからネタを探します。

 

 

実際に『GTD』と『7つの習慣』を組み合わせてみる

私のミッションステートメントの大枠は以下の4項目になります。

  1. 心身を健やかに育むこと(ここに「原則」を含む)
  2. 大切な人たちを愛すること
  3. 自由の得るための努力を続けること
  4. これらすべてを含めて人生を楽しむこと

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では最近思いついたやりたいことを例にしてミッションステートメントに当てはめてみます。

 

例1.健康のためにジョギングをする

ジョギングは身体によいことなので1に当てはまるように思えます。しかし1はもっと基本的な生命や健康のことを意味しています。私の場合3に当てはめます。体力がなければ自由に行動できないので3なのです。そして今の時期外で走って熱中症になっては1が危険ですよね。そうすると対策をしながら走るか、別の手段で体力をつけることを考えるべきです。

 

例2.東京に旅行に行く

これは4ですね。普段であれば問題はありません。しかし今は無職。もしお金がないなら3が満たされないので中止です。お金があっても、家庭の事情があれば2を優先するのでやはり行きません。今なら新型コロナウイルスの対策のため、1に該当するのでもちろん止めます。さらにいうと、人にうつす可能性がある場合、他人を危険にさらしてはならないというのは「原則」にあたるので、そもそも行くことは考えられません。

 

例3.小説を読む

これは4ですね。本を読む程度なら金銭も時間も体力も特に問題はありませんね。心置きなく楽しみましょう。ただし、転職のための勉強=3、家族の手伝い=2などの優先すべき事情があるなら、後回しにします。

 

例4.チェスのルールを覚える

これは前の記事でも書いてみました。今の所人生において他に使う機会はないので、ここでは覚えないを答えとします。
ただし、チェスが仕事で必要になった場合(どんな場合?)は、金銭を得る=3に当てはまるので、急ぎ勉強する必要があるでしょう。

 

GTD』と『7つの習慣』で手に入れたもの

私はよく知人から、とてもきちんとしているとの評価を受けます。しかし、これだけの手間をかけて、やっと管理しているのです。 ここまで詳しくは説明しませんが、すべてリスト化しているんだよと伝えると、とてもおどろかれます。「普通」の人はこんなことをしなくても「普通」にこなせるから、びっくりするんでしょうね。

ここまでしてやっと「普通」の人と同じラインに立てるようになりました。その上、人生において本当に優先すべきことを見つめると、「普通」でいるより、「私」でいることが大事であることに気がつくことができました。 

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『GTD』と『7つの習慣』その2 / 『7つの習慣』とミッションステートメント

GTD』と『七つの習慣』、この二つが私の人生を変えました。出会いは『GTD』が先でした。ひとまず目先の問題を解決するには『GTD』を先に行う方が効果的です。しかし説明の都合上、『七つの習慣』を先に取り上げます。

 

7つの習慣』とは

ティーブン・R・コヴィーが書いた同名の書籍および、以下の7つ項目のことを言います。

  1. 主体的である
  2. 終わりを思い描くことから始める
  3. 最優先事項を優先する
  4. Win-Winを考える
  5. まず理解に徹し、そして理解される
  6. シナジーを創り出す
  7. 刃を砥ぐ

詳しい解説はWEBにたくさんありますし、なにより本を何度も読み、実践しなければ身につかないと思いますので、ここでは特に説明しません。

とりあえず興味があるところからはじめるのもいいと思います。しかし読み返すと、自分がひとつずつステップを踏んで進んでいることに気づき、おどろきます。初めは主体的であること、次は終わりを思い描くことという風に。順番を飛ばして身につけることはむずかしいのです。

しかし、この記事では2の「終わりを思い描くことから始める」に書かれているミッションステートメントのみを取り扱いたいと思います。

簡単な解説はWikipediaを参照してください。

ja.wikipedia.org

 

 

ミッションステートメント

ミッションステートメントとは

ミッションステートメント(自分自身の憲法)は人生の優先事項をまとめたもののことです。この場合の優先事項は、細々したやるべきことではなく、人生を方向づける価値観のことです。形式は文章でも箇条書きでも単語でも、何でも自由です。ミッションステートメントについてより詳しく知りたい場合は『TQ-心の安らぎを得る究極のタイムマネジメント』という本も参考になります。この本も『7つの習慣』と同じぐらい何度も読み返している本です。

 

 

私のミッション・ステートメント

「健やかに、大切な人たちと、自由に、楽しく暮らす」

これが私のミッションステートメントです。これは人生のモットーでもありますし、優先事項の順番にもなっています。

  1. 心身を健やかに育むこと
  2. 大切な人たちを愛すること
  3. 自由の得るための努力を続けること
  4. これらすべてを含めて人生を楽しむこと

ただし、これはあくまでも大枠であって、実際はもっと細かく色々なことを決めています。それは極めて個人的なものになるので、とても他人には見せられません。それだけ、自分の内面を率直に表したものであるということです。最初は作り方がよくわからなくて、一般的・常識的なきれいだけれど、表面的なものしか書けませんでした。しかし繰り返し作り直すうちに、本当に自分らしい、自分のためのミッションステートメントが出来上がりました。

もし、これからミッションステートメントを作ろうという人は、他人からどう見られるかを一切意識せず、本当に自分が大切にしていることを考えて下さい。むしろ他人に見せられるようなものが出来上がったら、本当にこれは自分の考えだろうか?と疑った方がいいかもしれません。

 

ミッションステートメントはどんな時に役に立つ?

例えば、大金が手に入るチャンスがあるとします。これは3に当てはまります。経済力がなければ自由は制限されてしまいますからね。でも、そのために自分自身の信念を曲げる必要があれば、1を蔑ろにすることになるので、当然断ります。

大好きな俳優さんの舞台に行くとすると4になりますね。でも、同時に家族が困っていたら2に該当するので、当然家族を優先します。

このように、人生で選択する場面に出会ったときに、何を優先するかを決めておくのです。すると、その場限りではない判断ができるようになります。

 

優先順位の決め方

自分が精神的に病んでしまったり、身体が不自由になってしまっては、人を思いやる余裕が持てません。そしてひとりぼっちなら、自由に暮らせても私は幸せを感じません。目先におもしろいことがあっても、体力や金銭に不安を抱えていたらとても楽しめません。そんな風に考えて、優先順位を決めていきました。

もちろん、人によって異なると思います。とにかくお金さえあれば幸せという人もいるかもしれません。自身を犠牲にしてでも、他人を助けることに幸せを感じる人もいるでしょう。個人個人が違ってもいいので、自分のらしいミッションステートメントを作り上げることが大事だと思います。

ただし、一つだけ気をつけることがあります。それは「原則」を無視することはできないということです。

 

「原則」とは

原則とは何か。これは『7つの習慣』を読んでから、私がずっと考えていることです。『7つの習慣』の本によると「時間を超えて不変であり異論を挟む余地のない、普遍的で絶対的な法則」とあります。例えば高いビルから飛び降りれば落ちる、種を蒔かなければ収穫できない、そんな当たり前の法則のことをいいます。

具体的な例も上がっています。人付き合いにおいては、誠実・公正・謙虚などです。しかし、ぼかした書き方をしている気がするのです。これはおそらく何かしらの宗教を信じる人たちが読むことを想定しているからだと思います。その場合「原則」はほぼ信仰と同じ意味になります。しかし、いろいろな事情の人に当てはめても通じるように、ぼかして書くしかなかったのでしょう。

私の場合、特定の信仰はありません。でも年始は土地の氏神様にお参りします。かといって神道のことはあまり知らず、自分の宗教というと仏教の方を思い浮かべます。身内の葬式は仏式です。理屈としては無神論を支持していますが、困ったときは神だのみをしてしまう、曖昧な宗教心の持ち主です。

そうなると、「原則」ってなんだろうと悩むことになるのです。私の感覚では「良心に従う」「お天道様が見ている」というのが一番近いかな。仏教的には「因果応報」でしょうか。「因果応報」は悪いことをすると罰が当たるという意味に勘違いされやすいですが、善い行いには善い結果、悪い行いには悪い結果が返ってくるという意味でしかありません。

どんな宗教・人生観でも、当たり前のことが「原則」になるのだと考えています。「原則」を無視した優先順位は、結局破滅に繋がります。

私の場合1の「心身を健やかに育むこと」の中にこの「原則」を組み込んでいます。嘘をついたり、ズルをしたりすると心の健康が損なわれてしまうからです。

 

GTD』と『7つの習慣』を組み合わせてみよう

出来上がったミッションステートメントは『GTD 』と組み合わせることでさらに役に立ちます。次の記事では『GTD 』の具体的な実行方法を記します。

 

 

ひとつ前の記事はこちらです。

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続きはこちらです。

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『GTD』と『7つの習慣』その1

GTD』と『七つの習慣』、この二つが私の人生を変えました。長くなりますので、記事を3つに分けます。

 

普通の生活を手にいれる

以前、「普通」になりたかったことがあると書きました。以前の私は常に混乱状態でした。本心からやりたいこと、義務としてやるべきこと、一般的にやるべきとされることがごちゃ混ぜになって、いつも私を圧倒しました。そこで頭の中と気持ちを整理し、生活を「普通」に整えるのに役に立ったのが『GTD』と『7つの習慣』です。

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GTD

GTD』とは

Getting Things Done、略称『GTD』。デビッド・アレンが著書『ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則』の中で提唱するタスク管理の手法です。

 

私なりの『GTD

私がGTDに出会ってのが2007年なので、13年も経つんですね。それだけの月日が経つと、公式からは外れたオリジナルになってしまっています。ここでは私なりのGTDのやり方を書きます。公式のやり方はぜひ本を読んでみてください。Wikipediaにも詳しく説明されています。

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GTD』はじめの一歩

GTDはまず、頭の中にあること全てを紙に書き出すことから始まります。これを収集と呼びます。絶対忘れないだろう大事なことでも、どんなに些細なことでも全てです。今すぐやるべきことも、死ぬまでにやりたいことも全部です。特に一番最初は、もうこれ以上書けない! という状態まで書き出してから、さらに絞り出すレベルで書いてしまう必要があります。

例えば、いつか行きたい外国、転職のための履歴書作成、次の仕事につながる勉強、読みたい本、毎日運動すること、次の買い物で牛乳を買うこと、Youtubeで気になる動画を見ることまで全部です。ここまですればほぼゴールです。頭の中はスッキリ。あとはリストを処理してくだけなのですから。

 

処理・整理・実行

書き出したものを、処理・整理・実行します。GTDには2分間ルール呼ばれるものがあります。2分で済むものは、その場で処分してしまうのです。私はこれを拡張して、今できることは全てその場で処理してしまいます。そして、適切なタイミングを待つ必要があるものは、必ず日時や期限を決め、カレンダーやリストに書き入れるようにしています。

私はスマートフォンのアプリを利用していて、適切なタイミングに通知が来るようにしています。通知がきたら機械的に実行するようにしています。そこで感情をはさまないのが簡単に終わらせるコツです。

 

見直し

カレンダーやリストは必ず見直す必要があります。公式では、週に1度はリスト全体を見直すように推奨されています。これを週次レビューといいます。

私は気が向いたら見直すという、ゆるい管理方法です。なぜかというと、気になったらすぐにやることが身についたので、リストに未処理の項目が溜まらないからです。それでも週に1度手帳を整理するタイミングでカレンダーやリストを確認するので、実質週次レビューを行なっているのと同じ状態になっています。

 

再び収集へ

ここまできたら再び収集に戻ります。一番最初にすべて絞り出したはずなので、あとは増えたやるべきこと・やりたいことを書き出すだけです。

私は1年に2度、5月と9月に大掛かりな見直しを行います。5月はゴールデンウイーク、9月はシルバーウイークがあるので、時間を取りやすいからです。さらに、気候が落ち着いているので動きやすいということもあります。

つい、年始に心機一転という気持ちになるかもしれません。しかし、年末はイベントも仕事も忙しい人が多いと思いますし、年始は普段と生活リズムが違うので、中々活動的にはなれないと思います。なので新年に向けて新しいことを始めるというのは、オススメしません。

より具体的なやり方と、リストの管理方法については3/3にあたる記事に書きたいと思います。

 

 

これで「普通」になれた?

この手法のおかげで混乱は収まり、少しは平穏な日々を過ごすことができるようになりました。でもこれでは十分ではなかったのです。

GTDでやるべきこと・やりたいことを書き出したとして、それは本当に実行するべきなのか? という問題があるんです。

例えば、チェスのルールを覚えることを例とします。これからチェスを始めたい、チェスをモチーフにした小説を書くつもりがあるなどの事情があれば覚える必要性はあります。しかし一生チェスに関わる予定がないとしたら? 何となくの興味で貴重な時間を割いてよいのでしょうか。そんな時に読んだのが『七つの習慣』です。

 

7つの習慣

7つの習慣』とは

ティーブン・R・コヴィーによって書かれた本およびその中で取り上げられている7項目です。詳しくは2/3にあたる記事にて。ひとまずWikipediaのリンクを貼っておきます。

ja.wikipedia.org

 

 

人生の優先事項を決める

7つの習慣』には人生で役に立つことがたくさん書いています。その中で私が特に注目したのは、人生の優先事項をミッションステートメント(自分自身の憲法)としてまとめるという点です。この場合の優先事項は、細々したやるべきことではなく、人生を方向づける価値観のことです。

  

GTD 』と『7つの習慣』を組み合わせる

混乱をとにかく収めるには、『GTD』が有効です。しかし目先の些細なことばかりにこだわって、人生の大事なことを見逃してしまっては意味がありません。そこで『7つの習慣』に従い優先事項を決めます。

先ほどの例だと私は当面チェスに関わる予定はないので、覚えなくていいが答えになります。

この手法のおかげで「普通」に近づくことができましたし、「普通」より大事なことに気がつくことができました。『GTD 』と『7つの習慣』に出会ったことで、私の人生は劇的に楽で、たのしいものになりました。

 

 

続きはこちらです。

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出来るだけエアコンを使わない暑さ対策

すっかり暑くなりましたね。私は冷房に当たるのが苦手なので、出来るかぎりエアコンを使わずに過ごしています。

 

家でできる対策

遮光ネットを張る

ベランダに遮光ネットを張っています。物干し竿を通すための金具や、手すりに、ビニル紐でくくりつけています。ポイントは窓のすぐ外ではなく、できる限り外側に張ることです。ベランダ全体を覆うことで、ベランダの床が熱せられることを防ぎ、効果が高くなります。

さらに副効果として、外から内部が見えにくくなるという点があります。カーテンを閉めなくてもよいので、風通しもよくなります。着替えるときも気を使わなくてよくなるので楽です。

ただし、安全面には注意してくださいね。わが家は低層階です。高層階の場合思いがけない突風で飛ばされる危険があります。また、固定する場所が頑丈であることを確認してから張っています。ビニル紐も複数箇所に何重にも巻きつけて、万一数本が切れても飛んでいかないように対策をしています。台風が来る場合は事前に取り外すことを忘れないよう、気をつけてください。

色は黒とシルバーの両方を使用しています。どちらでも効果は変わらないと思います。シルバーの方が、黒ほど暗くならず見た目がよく感じます。どちらも同じ年数を使用していますが、なぜかシルバーの方が痛みは少ないです。黒は東側、シルバーは西側で使用しているので、日当たりの都合かもしれませんが、シルバーの方が丈夫なイメージがあります。

 

 

扇風機はひとり一台以上

わが家は二人暮らし。部屋は三部屋です。そして扇風機は三台あります。基本は一部屋一台で置いていますが、それぞれ自分が過ごしたい場所に移動させて使用しています。

日立の扇風機は減灯&消音機能がついています。寝るときに明かりや音が気にならないので重宝しています。

 

おやつはアイスクリームとかき氷

おやつを食べるときは冷たいものを選んでいます。単にアイスクリームが好きなだけなんですが、夏は特においしいですよね。

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アイスクリームメーカーも持っていて、時々作ります。甘みをつけたヨーグルトをアイスクリームメーカーに入れるだけで、低カロリーなおやつが完成します。

 

 

かき氷が作れるフードプロセッサーも持っています。グリーンティーのもとを濃いめに溶かしてシロップにすることが多いです。

 

 

 

外出と帰宅

日傘

外では必ず日傘をさします。たたむときにとても熱くなっているので、これだけの熱を遮断してくれていたんだなあと、おどろきます。帽子と違って蒸れないし、髪型に影響がないところも気に入っています。今まで使用した経験では、色は濃い方が効果は高いです。最近は素材も進化しているようなので、買い換えるときに研究したいと思います。 

大抵の日傘が晴雨兼用なので、突然の雨にも対応できます。私は雨でも違和感がないデザインを選んでいつも持ち歩いています。そうすれば曇りの日に突然晴れても、雨が降っても対応できます。

 

ボディーシート

帰宅したらまず、ボディーシートで体を拭きます。すっきりシート、さらさらシートなどの名前で売られている、体用の汗拭きシートのことです。『Ban 爽感さっぱりシャワーシート ウォーターリリーの香り』を愛用しています。香りの好き嫌いが激しいのですが、このウォーターリリーの香りは気に入っています。

 
 

シャワーを浴びる

ボディーシートでは足りないぐらい汗をかいた場合は、帰ったら直行でお風呂場へ行きます。シャワーで汗を流せばすっきり。あとが気分よく過ごせます。
 
 

無理はしないで

エアコンを使ったほうがいいときもある

苦手な冷房ですが、気温が高すぎるときはためらいなくエアコンを利用しています。実家にいたときはエアコンなしで30年近く過ごしていましたが、平気でした。しかし近年の温度上昇はおかしい。今まで平気だった人も歳をとって身体も弱ってきますし、苦手だ、電気代がもったいないなどと言わず、無理はしない方がいいと思います。

 

気になる電気代は?

わが家の電気代ですが、夏以外は三千円前後です。エアコンを利用する7月〜9月の間は6千円前後になります。差額は三千円です。たった三千円で快適に過ごせるなら安いもんです。

ところで普段の電気代が、二人暮らしにしては安い方ではないでしょうか。無駄な電気は使わないようにしていますが、特別な節約していません。ただし電気はほとんどLED、テレビはないので省エネ&発する熱も少ない点が節約にも暑さにも有利かなと思います。

 

健康第一

冷房に当たりすぎると体調をくずしてしまいます。かといって熱中症になってしまっては危険です。状況に合わせて、健康第一で判断するようにしています。

『発見! 不思議の国のアリス: 鉄とガラスのヴィクトリア時代』で知る不思議の国の秘密

英国の歴史、とりわけヴィクトリア時代(1837ー1901年)に興味があります。以前より興味があった『不思議の国のアリス』と、ヴィクトリア時代に焦点を当てた本があったので読んでみました。

 

不思議の国のアリス』とは

ルイス・キャロル(本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジスン)が書いた児童小説。物語の原型は1862年7月4日に誕生。1865年7月に初版が出版された。挿絵はジョン・テニエルが担当。

 

 

『発見! 不思議の国のアリス: 鉄とガラスのヴィクトリア時代

ヴィクトリア時代の「工業化」と「都市化」を軸としてアリスの物語を考察した本です。

 

 

英国ヴィクトリア時代の主だった特徴

  1. 工業の発展し、多くの人が農村部から都市部への移住
    =「工業化」と「都市化」
  2. 中産階級の台頭
  3. 化学、物理、生物学、博物学などが発展
  4. 鉄道と地下鉄が開通し、物流と人の移動がスムーズになった
  5. ダーウィンの進化論が発表された

 

移動の文化

鉄道が開通し、人々の移動が自由になった時代です。

空間に対する新たな認識

鉄道が登場したことにより、空間と時間の連続性が失われました。景色を追うことができないので、ほとんどの人が移動時間を他のこと(睡眠・読書・おしゃべり)に使うようになったからです。批評家のヴォルフガング・シヴェルブシュが言う「時間と空間の抹殺」です。
そして人間は「単に目的地に運ばれる荷物」と化し、受動的な時間と空間の中に取り込まれるようになります。人間と空間の関わりは、アイデンティティの獲得に関係があります。アリスは物語の中で頻繁に空間を移動することで、アイデンティティが曖昧になってしまうのです。

今ではほとんどの人がスマホを見ていますね。しかしライトな乗り鉄としては、景色をぼーっと眺めるのも楽しいよ! と言いたくなります。

 

時間に対する新たな概念

鉄道により移動時間が受動的になったこと。移動が盛んになったため、英国内の時差をなくし時間が統一されたこと(グリニッジ標準時)。農業主体の場合、収入は生産量で決まるので時計を気にしなかったのに対し、工場労働者の多くが時間に管理される感覚をもつようになったこと。これらから時間は進むもの・過ぎ去るものから、使うもの・費やすものへ変化していきました。

この変化が白ウサギの「遅刻しちゃう!」に繋がるんですね。

 

フィッシュ・アンド・チップス

新鮮な魚が手に入るようになったこと。アイルランドスコットランドに住んでいる人が工業都市へ移住し、ジャガイモを食べる文化を持ち込んだこと。この2つが合わさってフィッシュ・アンド・チップスが一般的に食べられるようになりました。

 

時計

ヴィクトリア時代は、ゼンマイ式の小型時計が普及した時代でもあります。懐中時計が財力のシンボルであり、中産階級の人々にとっては階級のステップアップを思わせてくれる存在でした。テニエルが書く白ウサギも懐中時計を持っています。

 

観光旅行

パッケージ・ツアーが登場したのもこの時代です。パッケージ・ツアーを考案したのは近代ツーリズムの祖、トーマス・クック。

2019年に破産したトーマス・クック・グループ の設立者ですね。

 

アフタヌーンティー

アフタヌーンティーの習慣は1840年ごろに始まりました。紅茶が庶民に普及したのは、1853年に関税が引き下げられたことが関係しています。

1853年といえば黒船来航の年だ。アメリカではポテトチップスが発明されました。

 

"A Mad Tea-Party"

1832年から1866年までにコレラが大流行し、患者にアヘンや水銀が処方されていました。また、帽子屋は仕事で水銀を使うため、水銀中毒のような狂気のイメージと結びつけられたようです。さらに月から発せられる霊気に当たると気が狂うという迷信が、チェシャ猫の三日月のような口のイメージにつながりました。
 "A Mad Tea-Party"の日本語訳比較も載っています。古い本は、現在避けるべきとされる表現も使っているのが興味深いですね。

現代からみれば突飛な発想に思える狂気の感覚も、当時は実際に存在したんですね。

 

 

視覚の文化

ガラス建築が登場し、「見る」「見られる」の関係が強調されました。

ガラス建築

大型の板ガラスが大量生産されるようになった時代です。1851年にはロンドン万博にクリスタル・パレスが登場しています。

ガラスの研究で知られる由水常雄はガラスの魅力について、それは現実と幻想の境界でありながら同時にその二面性を備えている点に着目し、ガラスは「人間の日常生活を、そして精神生活を無限の世界へと導いていく」力を秘めていると語っています。

「見る」と同時に「見られる」文化が盛んになりました。その頃には中産階級の台頭により、階級の境界線が曖昧になりました。そのため「見栄を張る」人が増えたというのです。

 

カメラ

本書では、アリスの体が伸び縮みしたり、チェシャ猫が体の一部だけを残して消えたりぼんやり現れたりすることを、当時新しい発明であったカメラのピント合わせや、写真の現像のイメージと結びつけています。

しかしアリスの首が伸びるシーンは、オックスフォード大学のクライストチャーチ・カレッジ内にある首の長い人間の彫像がモデルになったと、どこかで読んだことがあります。着想はひとつだけではなく、複数の元になるアイデアがあったと考えた方がよいですね。初期のカメラで連想するのはオランダの画家、フェルメールです。ルイスと同じ時代を生きたんですね。

 

使用人ブーム

中産階級でメイドを雇うことがブームになりました。ステータス・シンボルと見なされたからです。

上流階級の真似をして、見栄を張ったわけですね。当時の、家事労働を「しない」ことが上等であるという感覚は、今の日本と逆ですね。冷凍餃子を利用すると非難される世界より、平和でいいなあと思います。

 

ニセウミガメ

当時ウミガメのスープは富裕層の食べ物でした。ウミガメの代わりに子牛の頭と骨を煮込んで味を付けた偽のウミガメスープが作られ、中産階級の人々に人気となりました。この偽のウミガメスープから着想を得たのがニセウミガメというわけです。

 

 

競争の文化

ダーウィンの進化論が発表され、生存競争や進化という概念が人々に影響を与えました。

ドードー

アリスで印象的な登場キャラクターといえば、ドードー鳥。最後の目撃情報が1681年ということは、アリスが書かれた年にはまだ生きていたんですね。キャロルは本名のドジスン(ドドソンにも近い発音)を名乗る時、吃音のため「ドッ、ドッ」と発音してしまうことから、ドードー鳥に親近感を持っていました。

 

赤いバラ

ヴィクトリア時代にはバラ・ブームがありました。また、庭師たちが個性的な庭造りを競い合うようにもなりました。
作中に出てくる白バラを赤く塗りつぶす描写はバラ戦争が背景にあるとします。赤バラの紋章を持つランカスター家の女王が、白バラの紋章をもつヨーク家を塗りつぶしていることになりますね。

しかし、バラ戦争と関係ないとう説も読んだことがあるので、諸説ある程度に留めた方が良さそうですね。

 

感想

まず、読みやすいと思いました。アリスが作中で「絵のない本なんてつまらない!」とつぶやいたことにならい、図や写真が多用されています。文章も簡潔ですし、1つの項目が1〜4ページ程度におさまっています。
しかし簡潔な反面、正解かどうか分からないことも言い切る表現になっているのが気になります。本書はあくまでもひとつの見方であり、他の本で違う説があることを確認した方がいいと思います。

 

ヴィクトリア時代の著名人

ヴィクトリア朝の文化について学んでいておもしろいなと思う点は、著名人同士が大抵知り合いであることです。
キャロルが挿絵をテニエルに依頼したのは、ジョン・ラスキンの助言によるものです。ラスキンといえばターナーと交流があり、ラファエル前派の画家たちを支援したことでも有名です。そのラスキンの弟子といえばウイリアム・モリス。また、ピーター・ラビットの作者、ビアトリクス・ポターがナショナルトラストの運動に参加したのは、ラスキンの影響です。
シャーロック・ホームズ』の生みの親、アーサー・コナン・ドイルはピーター・ラビットの初版を購入し、高く評価したそうです。直接の知り合いではなくても、どこかで繋がりがあることがすごい。

経済だけではなく文化的にも豊かであった時代ですね。

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とある喫茶店での事件

先日、とある喫茶店へ行ったのですが、そこで起きた実話です。

 

ささやかな趣味

趣味というほどのものでもありませんが、遠方に用事がある場合、その土地の喫茶店に寄ることを楽しみにしています。名物メニューを注文すると決めていて、事前に評判を調べてから行きます。

 

とある喫茶店

そのお店があるのは、年に1〜2度だけ用事がある場所です。名物はタマゴサンド。ずっと気になっていて、食べたかったのです。

 

とにかく縁がない

まず、営業時間が特殊なんです。喫茶兼バーの営業なので、15時開店です。そこを通るのはたいていランチタイムなので、ついでに寄るということが中々できませんでした。どうしても行ってみたかったので、開店時間に合わせて他の予定を組んだことがありました。満を持して行ったところ、なんと、定休日が変わっていたのです。事前に調べていたのですが、情報が古くなっていたようです。

そして先日、再びチャレンジしました。定休日でもないし、時間も15時。これでバッチリと思ったら、「しばらくの間16時から営業します」と貼り紙がありました。がっかりしたのですが、ちょうど近くに別の気になっていた喫茶店があり、そちらで時間を潰すことにしました。その店は落ち着いていてのんびりするのに最高でした。そして16時に再訪し、無事店内に入ることができたのです。

 

不思議な雰囲気

まず、店内はポスターがたくさん貼ってり、天井からは家具が吊るされ、明かりは間接照明だけの少し不思議な雰囲気です。私が案内されたのは喫茶店とは思えない、豪華なソファーでした。やっと目的が果たせるとワクワクしていたのですが、他のお客さんが別の意味で不思議な雰囲気に思えました。

私以外に二組。一組は、男子学生と思しき、若い集団。なにやら大きな声で注文の相談をしています。聞こえてくる内容はどうもプリンやパフェのような甘いものばかり。偏見ではありますが、食べ盛りの男の子が食べるものにしてはボリュームが足りないのでは? と思いました。もう一組はオシャレ女子二人。こちらもやはり決めかねているようでした。注文を取りに来た店員さんに、もう少し時間が欲しいと告げていました。

 

やっていないんです

しばらくして私の手元にメニューの冊子が届き、一通り目を通しました。かわいらしいスイーツが並び、確かに選ぶのは難しそうだなと思いました。でもせいぜい5種類。そこまで真剣に悩むぐらい、どれもおいしいのかしらと思いながら、目当てのもが載ったページを探し当てます。

それはフード(軽食)のページ。名物のタマゴサンドが間違いなく、ある。やっと食べられると喜び勇んで店員さんにアイコンタクトを取りました。するとなぜか、オシャレ女子のひとりと目が合いました。そしてテーブルにやってきた店員さんは私が開いたページを見て一言、「今日はフードやっていないんです。厨房のものがいないんで」。

 

帰っていいですか?

それを聞いた私は迷わず、「これ目当てで来たので帰っていいですか?」と伝えました。店員さんも「もちろんです」とのことだったのでそのまま帰りました。まだお手拭きや水も貰っていなかったことが幸いでした。もし水を飲んでいたら、飲み物だけ注文してさっと出るかな。

 

少しイライラ

それから帰り道で考えました。うん、厨房の人がいないのは大変だね。わかる。新型コロナの影響下で営業するのも大変だよね。わかる。

でも16時開店の張り紙に、フードは作れませんって書いておけばいいよね。入店した段階で伝えることもできたよね。公式ホームページも、Facebooktwitterもあるよね。Googleマップにも食べログにも登録しているよね。どれかで告知できない? そうしたらさっさと帰るなり、先に寄った雰囲気のよい喫茶店で軽食を取るなりできたのになあ。

 

解けた謎

そこで思い当たったことがありました。あの男子学生たちの異様なテンション。女の子たちが延々迷っていた様子。そして私をじっと見た、目。みんなフード目当てにやってきて、ないと言われた人なのでは? そして私がどうするか気になったんだと思います。目当てのものがなかったけれど、帰る選択がとっさにできなくて、でも食べたいものがないから悩んでいたんじゃないかな。あくまで私の思いつきですが、当たっている気がします。

やっぱり入店時に伝えてあげれば親切だよなあと思ったのでした。そして、こんな場合にあっさり帰ると言える図太い精神の自分にも感心したのでした。

 

茶店めぐりは続けます

今回は残念な結果に終わりましたが、喫茶店めぐりは続けたいです。特に最近、古いお店の閉店が増えてきて、残念に思っています。大阪なら本町の蝸牛庵、東京なら神保町の白十字の閉店が特にに残念です。新型コロナの影響で、さらに廃業するお店が増えるのではないかと心配しています。

なんども通っているお店も、まだ行ったことがないお店も、可能な限り、積極的に利用したいと思います。